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【速報分析】令和6年司法試験

REPORTS 2024.07.11

7月10日より令和6年の司法試験が開始されました。

法務省によると、受験者は3,779名(速報値)とのことです。

また、法務省によると、受験予定者数の詳細情報は以下の通りです。
■受験予定者数
4,026名(前年比-3.3%)

■性別構成
男性:2,702名(前年比-3.5%)
女性:1,324名(前年比-2.9%)

■受験資格の内訳
法科大学院課程修了資格に基づいて受験する者:2,267名(前年比-15.8%)
予備試験合格の資格に基づいて受験する者:478名(前年比+33.5%)
在学中受験資格に基づいて受験する者:1,281名(前年比+15.0%)

■受験回数内訳
1回目:1,729名(前年比-18.3%)
2回目:637名(前年比+55.8%)
3回目:423名(前年比+9.3%)
4回目:276名(前年比+8.2%)
5回目:144名(前年比-24.6%)

受験予定者及び受験者(速報値)ともに、前年より微減しています。性別構成については、男女比に大きな変化はありませんでした。

法科大学院を卒業した受験者層の減少は、前年の司法試験で在学中受験し、合格した層が今年は受験しなかったことが影響していると見られます。対して、予備試験合格による受験者層は前年大きく数を減らしましたが、今年は令和に入って最大となりました。また、在学中受験資格による受験者層は今年も数を伸ばしており、今後も活用されていくことが想定されます。

受験回数内訳では、前年の在学中受験資格による受験開始が大きく影響したことが読み取れます。1回目受験者層は前年比で大きく数を減らしている一方で、2回目以上の受験者層は前年比で増加傾向にあります。

これまで、法律事務所では司法試験合格までの受験回数が採用指標の一つとして用いられてきました。しかし、このように2回目以降の受験者が増加する中で、採用側の判断基準が如何に変化するか、あるいはしないのか、今後も要注目です。

法務省 令和6年司法試験の受験予定者 2024年6月3日:https://www.moj.go.jp/content/001418962.pdf

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